9月ももう20日。
例年なら、秋風が吹くなかで中秋の名月を見たような気がしますが、今年はこんなに長く
猛暑日が続くとは…来年はどうなっていくのでしょうか💦
この暑さのため、アパレルの品ぞろえも、「これからは四季ではなく五季になるのでは」と言われているそうですね。着物も同じく、体感重視で着ていきたいものです。
盛夏は透け感のある夏物を楽しんで、暑い晩夏から初秋にかけては 夏素材だけれど秋の風情を少しずつプラスする着こなしに、と ゆるやかに秋へスライドできたらいいなと思います。
そんな暑い中ですが、薄物が楽しめる8月と、暑いとは言え秋の風情を少しは取り入れたい
9月に袖を通した着物をご紹介します。
8月のおでかけ着物コーディネート
浴衣:木綿
帯:ポリエステル
コーディネートポイント
8月下旬、友人たちと隅田川の屋形船に。一緒に乗船されていた方々もとても粋な浴衣姿の方が多く、さすが江戸!(笑) 。 ここぞとばかりに、私も菊の柄が大胆に描かれた浴衣で出かけてきました☺
「盆踊りの揃いの浴衣みたい(笑)」と友人に言われましたが、個人的にこういう大胆な柄のものは夏ならではという気がしていて 一目ぼれした浴衣です。
9月のおでかけ着物コーディネート
肌襦袢:麻
ステテコ:麻
長襦袢:麻
着物:麻(近江縮)
帯:木綿(ミンサー帯)
帯締:絹
足袋:麻
コーディネートポイント
9月半ば、まだまだ猛暑日でしたが、焦げ茶の着物+深緑のミンサー帯で買い物へ出かけました。
「暑い晩夏でも、9月になったら少し秋っぽくコーデしたい!」と思って昨年入手した秋色の近江縮。色の濃いミンサー帯を探していたのですが、つい先日 出会いがあり…こちらも一目ぼれで購入(笑)
この素材の組み合わせはもちろん真夏にも着られる一式ですが、まだ残暑が厳しい中でも
対応できるよう、見た目から秋を意識してみました。
着物は近江(滋賀)のもの。しっかりとハリ感のある小千谷(新潟)とはまた風合いが違い、ソフトな風合いです。麻の着物でも産地によって生地感が違うのですが、それぞれの良さを感じることが出来て、着ていて楽しくなります。
この先、袷の着物を着る期間が年々短くなってくるようになるかもしれません。暑がりの私はすでにそうなりつつあるのですが…
素材で体感を調節しながら、季節感は柄や色で表現して四季折々を楽しめたらいいなと思います。
またぜひ皆さんの季節の工夫もお聞かせください☺
和つなぎラボ
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