梅雨明けが待ち遠しい7月15日、和つなぎラボではオンラインレッスン受講者さんと一緒に
山鉾が建ち並ぶ祇園祭の鉾町を浴衣姿で散策してきました!
これぞ京都の夏!という蒸し暑さと雨の中、お越しくださった皆様ありがとうございました!
今回はイベントの様子を少しご紹介いたします。
7月1日から始まり、31日までの一か月間という長期で催される祇園祭。
疫病退散を願うお祭りで、歴史は古く平安時代にさかのぼり、八坂神社ではほぼ毎日、何かしらの神事などが行われています。
日本三大祭の一つにも数えられる祇園祭ですが、多くの方のイメージでは17日/前祭、24日/後祭の山鉾巡行ではないでしょうか。街中では、17日の巡行に向けて10日から山鉾が建ち始め、色々なところで提灯などが飾りつけられていきます。それぞれの山鉾町ではコンチキチンとお囃子の練習の音も響き始め、この季節は、目からも耳からも祇園祭を感じて心が躍ります♪
さて、当日は10時に 山鉾町のほぼ真ん中あたりにある一室へ集合。
浴衣に着替える方、お家から着てこられた方、それぞれ涼んでいただきながら
「祇園祭とは…」というお話をさせていただきました。
浴衣に着替える方には、少し半幅帯の結び方ワンポイントレッスンなどもご一緒に。
暑いとはいえ、皆さんの浴衣姿は目に涼やかで眼福です☺
結び方も少しアレンジを加えてそれぞれに。皆さんの帯もとても素敵でした💛
暑さ対策で、念のためにこんなグッズも用意しました💦 水分補給もしっかりと忘れずに!
ランチ後は、いざ鉾町へ。
残念ながら祇園祭にはつきものの雨が…足元が悪い中 歩いていただくのは忍びないのですが、ご一緒に鉾や山の懸装品を見ながら散策してきました。
皆さんの浴衣姿と傘が色とりどりで、雨天でも華やかでした☺
川島織物セルコンでは、各山鉾町さんからご依頼を受け、懸想品(けそうひん)と呼ばれる
山鉾の飾りを復元、新調しています。
日に2₋3cmしか織り込めない細かさの織物を数年がかりで織りあげたり、豪華な刺繍を施したりして お納めします。
そういった懸装品は、この日の山鉾を彩るために掛けられます。雨天時は、山や鉾の懸装品にはビニールカバーがかけられていますが、“町会所(ちょうかいしょ)※”にてご覧いただけるように、山鉾から外して 飾られているところもあります。
※各山鉾町内の寄り合いやお囃子の練習場所になるところ。 宵山の期間中には、ご神体を安置、懸装品を飾って
粽(ちまき)やお守り、手ぬぐいなどの縁起物の授与も行われています。
懸装品の製作に関して、「川島織物セルコン 公式HP・KAWASHIMA Stories」 でいくつかご紹介しています。詳しくはこちらのコラムをぜひご覧ください。
今後も和つなぎラボでは皆さんと交流できるイベントや、着物レッスンの機会を増やして
いきたいと考えています。
こんなイベントがあったらいいな、などリクエストもお聞かせください☺
また皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。次回はお気軽にご参加くださいね!
和つなぎラボ
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