前回のブログでは、帯を苦しくなく巻く方法をご紹介しました。
さあこの後、いざ帯枕…という時に、「あれ?緩んできた?」という経験はありませんか?
『帯がラスボス((笑))』とお話されるビギナーさんからは
「名古屋帯や袋帯で、おなかに2周巻いた後 緩まないように固定するのはどの方法がベスト?」
というご質問や
「2周した帯が緩まず固定されている状態をキープして、そのあとゆっくり帯枕を入れて
焦らずお太鼓を作りたい!」
というご希望コメントを頂くことがあります。
どんな方法だと 緩まず固定できる?
固定するための方法はいくつかありますが、代表的なものをご紹介します。
(この手順をした後に、帯枕をあててお太鼓を作ります。)
①たたむようにして固定する
使うもの…仮どめのための腰紐(仮紐)、クリップなど
メリット…帯を折り紙のように畳んで固定するので帯が傷みにくい。背中部分がモゴモゴしにくい。
デメリット…仮紐で固定する時、力をかけておくポイントに注意が必要。
① ②
③ ④
⑤ ⑥
②クリップやお太鼓どめなどを使う
使うもの…クリップやお太鼓どめ
メリット…巻いた後、そのまま留めることができるので固定が簡単。お太鼓どめはこれ以外にも
色々使える
デメリット…クリップの場合はすこしでっぱりが気になることも。
お太鼓どめを使う場合、帯の織り方や素材によっては緯糸などに引っ掛けないよう
注意が必要
③ねじって固定する
使うもの…特になし(手先を留めるクリップなどはお好みで)
メリット…とても単純に、作業も早く帯だけで完結できる。ねじった部分がしっかりと枕の台に
なるので枕が落ちにくい。
デメリット…帯の素材によってはしわが強めに残ることがある。
☆帯を傷めてしまいそう…というご不安がある場合は、上記①のたたむ方法が
良いかもしれません。
④結んで固定する
使うもの…特になし(手先を留めるクリップなどはお好みで)
メリット…緩んでくることは少ない
デメリット…強く結びすぎてしまうと苦しくなってしまうことも。しわはねじる時と同じように
残ることがある
半幅帯や、振袖帯はほとんどが結んでの固定となりますが、名古屋帯などでも結ぶ方法で締める方もおられます。これもお好みです。
どれがおすすめ?
帯にあまりしわをつけたくないな…という場合は、たたむ方法で。
仮紐とか使わず、さっと締めたい!…という場合はねじる方法で。
ねじったり結んだり畳んだり、というのは手が大変…という場合はお太鼓どめなどの便利グッズを利用して。
これは本当に皆様それぞれです。お好みや、やり方の相性もおありだと思いますので、試してみて
「私はこれがやりやすい♪」
と思う方法で 帯をしめてくださいね。
お出掛けして、帯が落ちてこなければ問題なし!です(笑)
実際に一緒に練習したい!とお思いの方はぜひ、オンラインレッスンなどへご参加ください。
お待ちしています☺
和つなぎラボ
Comments