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執筆者の写真川島織物 和ラボ

お悩み解決!帯を巻くときのコツ…苦しくなく巻くには?



苦しくなく帯を巻くには

着方の練習をしていても、「帯がラスボスで(苦笑)…」というお声はたくさん伺います。

難しい、というイメージを持たれがちな帯ですが、帯を作っている私たちとしては、帯についてはなんとしても!使い方(結び方)をちゃんとお伝えしていきたい!、というところなのです💦


今回は、少しでも苦しくないように結ぶための”ワンポイント”をお伝えしたいと思います。

まず、胴に巻くときのポイントから…。


ずばり、苦しくならないコツは??

結論から申しますと…

『帯の下のラインだけをしっかり締める!上はゆるっと 隙間があいてても大丈夫!』

です。

下を締める??どこ???と思われますよね。

画像のように、下だけを締めるように意識して、締めてみていただければと思います。

 ※これは前結びの場合の写真ですが、後ろで結ぶ場合も同じく、巻き始めを持ちます


巻くときに持つところ


一巻き目の締め方

極端に言えば、逆台形になるようなイメージです。

帯の上部はすこしゆるくなっていても下がしっかり締まっていれば帯は安定します

あとは全体に一巻き目に沿わすよう、空気をぬくように二巻き目を巻いてきます。



♦帯を持つ場所を意識して

巻いているとき、つい落ちないように・・と帯の上を持ってしまうことがあります。しかし、

持ったところには無意識に力が入りやすいので、”帯の下側”を下から支えるように持ってみてください。

二巻き目の締め方


♦締めすぎないために…巻くときにタオルなどを挟んでみる

力いっぱい締めてはいないつもりだけど、出来上がったら苦しいな…と感じることがあります。

平均的に力を入れて巻いてしまっているかもしれません。物理的に隙間ができるようにしてみましょう。このように、タオルを入れて隙間を作り、そのまま帯を巻きます。

※前結びの場合は、胴に二巻きできたら、帯枕を乗せる前にタオルは抜いておきましょう


タオルを入れる場所

こうやって帯の上部、みぞおちあたりに余裕があると胃が圧迫されにくく、苦しくなく快適に過ごすことができます。美味しいお食事の時も沢山召し上がれますよ☺



焦らずに… 気持ちの余裕も大事です

気づいたらもう時間がない!などと焦ってしまうと、知らず知らずに力が入ってしまうことがあります。私も急ぐとつい紐も帯も、ぎゅーっと締めすぎている…なんてことがよくあります。

焦らず、気持ちに余裕をもって着てみてくださいね。


少しづつでも、一緒に帯の苦手意識を克服していきましょう!☺












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