着物を着て生活していると、少し先の季節に思いを巡らせることができます。
着物や帯などに描かれる文様は植物や動物などの自然や目に見えない架空のものまで様々。着物に触れることで、自然と訪れる季節を心待ちにする気持ちが生まれたり、心待ちにしつつ先読みする喜びが味わえます。
さて、今回は少し先のモチーフとして【新春/お正月】のモチーフを取り揃えてみました。
新春の文様をどこかに取り入れてお正月を楽しんでみてください🎍
それでは日本の伝統柄と言われる文様にどんなものがあるのか見てみましょう!
おめでたい!新春/お正月の文様
松竹梅(しょうちくばい)
一年を通じておめでたいモチーフとして用いられますが、特にお正月はぴったりです。松は常に緑であることから長寿、竹は天に向かって伸びることから子供の成長や健康、梅は寒い冬を耐え、他の花に先んじて花を咲かせるため忍耐力や生命力を表すとされています。
鶴亀(つるかめ)
「鶴は千年、亀は万年」と言うように長寿を表すおめでたい柄です。鶴は七福神の一人、福禄寿の乗り物ともされています。鶴亀のセットであらわされることも多いですが、亀の甲羅を模した亀甲模様は様々な他の文様と組み合わせることも多い幾何学模様です。
龍(たつ)
その他お正月行事に関係するモチーフ
鏡餅
獅子舞
羽子板
一富士二鷹三なすび
駒
日の出
凧
扇
宝(たからづくし)
1月らしさを出すには?
上に紹介した文様を着物や帯など身に着けるものに持っておけば、新春らしいコーディネートになることはもちろんですが、色あいで新春らしさを表すには紅白や金銀色が一月らしさと言えます。また、着物の素材感も少し光沢のあるものを取り入れておめでたさを出すと1月らしさにつながります。12月は、クリスマスを意識した配色や濃い色合いのなかにもキラキラと光るイメージを取り入れることがありますが、1月は日本の伝統柄や色合いを使って【和のおめでたさ】を表現してみましょう。
1月の中旬以降は…
松の内といって1月15日(※地域によって変わります)くらいを過ぎると次は春に向かう明るさを取り入れたり、2月の文様を取り入れてみましょう。また1月にコラムでご紹介できればと思います。
和つなぎラボ
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