そろそろ関西も梅雨明けしそうですが、私は3連休初日の15日土曜日、京都に遊びに行ってきました。
祇園祭中に市中でみかけたお祭り期間の素敵な浴衣コーディネートをご紹介します。
■祇園祭の説明を簡単に…
祇園祭って何?という方に少しだけ解説を。
・京都で1000年以上続く疫病退散を祈願する八坂神社の祭礼です。 ・7月1日から31日まで、1か月にわたって多彩な祭事が行われます。
・よくテレビで放映される祇園祭は『山鉾巡行』と呼ばれるシーン。
・山鉾巡行は町ごとの山鉾(やまぼこ)といわれる美しく飾った山車(だし)が街をめぐります。
※ちなみに山鉾巡行は2度あり、前祭り(さきまつり)は17日、後祭り(あとまつり)は24日に行われます。
巡行以外にも1か月をかけて様々な行事が行われ、国内海外の観光客が集まる日本三大祭りの一つとなっています。
■前祭り・宵山の浴衣コーディネート
さて、私が京都を訪れた15日は前祭り巡行の行われれる数日前から数えて2日前の『宵山(よいやま)』と呼ばれるころ。
巡行までの数日の夕方から夜にかけては、屋台が並ぶにぎやかなお祭りらしい光景が見られます。
つまり、京都でたくさん浴衣姿が見られるのはこの宵山の期間なんです。
今年は人手も4年前に戻ったようで、たくさんの浴衣姿を見られましたよ♪
夕方ごろから見られるそれぞれの浴衣コーディネート
夕方になるにつれ、屋台が出て浴衣姿で歩く人が多くなります。
お昼間は、百貨店の中も浴衣姿で歩く女性がちらほら。
くすみカラーと兵児帯や作り帯が根強い人気
今年は久々の制限のないお祭り。久しぶりの浴衣姿はみなさん素敵でしたが、
とくに目についたのは若い人のくすみカラーです。
ここ何年か人気のくすみカラーは今年のお祭りでも健在。
シックな落ち着いた色に、兵児帯などを豪華にして若々しいスタイルが素敵でした。
自分らしい浴衣の色選び
夕方以降の縁日が始まると中学生から大学生まで、友達同士で集まって楽しむ姿が見られます。
くすみカラーもそうですが、それぞれのキャラクターに合う自分らしい色選びが目立ちます。
そんな中、やっぱり京都で根強い人気色は大人から子供まで万人受けする紺や白の浴衣だなぁと感じました。古典的な配色ですが帯の結び方や髪飾りなどをアクセントにされている方がたくさん。
また、夏らしいトロピカルな柄の元気なスタイルも。白地にトロピカルな色がよく目につきました。
大人の浴衣コーディネートは小物選びと結び方アレンジで差をつけて
自分も年齢を重ねてきたせいかもしれませんが、お祭りの浴衣コーディネートを見物していて、今年特に気になったのが大人の女性のコーディネートの工夫です。たとえば、
帯の結び方は文庫や蝶結びでも少しアレンジしてみる
帯締めもいつもの結び方ではなく少しねじって飾り結びにしてみる
扇子や小さな根付を帯にさしてみる
足袋を履いて少し着物っぽく浴衣を着る
などなど、皆さんのちょっと差をつけるぞ!という工夫をたくさん見かけました。
ちょっとしたアレンジが気軽に楽しめるのも浴衣や夏の着物ならでは。
私もマネさせていただきます📝!
お祭り気分を盛り上げ役、浴衣で接客する人たち
烏丸~河原町にかけては商業施設の中でも普段とは違う浴衣で接客をされる店員の方、案内コーナーの方も目に付きました。
お祭りを陰で盛り上げる立役者ですね。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
また、街で見かけた素敵な着物姿はシーズン問わず、ご紹介できればと思います。
和つなぎラボ
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