7月に入り、夏も本番ですね。
先日七月上旬に京都では祇園祭のお囃子が聞こえ始めるとともに、夏着物や浴衣で歩く人を見かけました。
そこで、今日は浴衣やカジュアルな着物にぴったりの半幅帯結びのお話を少し。
目次
・半幅帯ってなに?
・結び方は何種類あるの?
・お勧めの結び方
短めの帯でも結びやすいアレンジは?
初心者にお勧めの結び方
・結び方の名前で動画検索してみよう
半幅帯とは
普段着の小紋(こもん)をはじめとする様々な素材のカジュアル着物に締められる帯で、巾約16.5cm、長さ約400cmで織られます。
長さは約400cm…と書きましたが、市場には350cmくらいの物から400cm以上のものもあり、長さはまちまち。
長さがあるほうが、色々な結び方の工夫ができるのも半幅帯の特徴なので、最近では長めの半幅帯が人気で、形や素材のバリエーションも豊富になってきています。
逆に、アンティークの帯などは短い傾向があり、それぞれの時代の流行を反映していると言えそうです。
少し昔では浴衣に着用されるイメージの強かった半幅帯は、結び方の工夫ができる点と手軽に結べることから、最近では通年カジュアルな着物を楽しむ方たちに人気の帯となっています。
結び方の動画などはたくさんネット上で探すことができますので、浴衣を初めて着るという方や着物初心者には、ぜひ自分のお気に入りの結び方をみつけて挑戦いただきたいと思います。
半幅帯の結び方って何種類あるの?
実は半幅帯のバリエーションは今でも増えています。
カジュアルな着物に合わせるので、しっかり締まってずれなければ「こうでなければ」という決まりもなく自由に遊ぶことができるためです。
そして、最近では「結ばない帯結び」という言葉も聞かれるくらい、どんどん自由に装おう傾向にあります。
結ばない帯結び…についてはまた触れることにして、今回はしっかり締めるほうの半幅帯結びについて大きく系統に分けてご紹介します。
半幅帯の結び方は大きくは【文庫系】【貝の口系】【お太鼓系】【りぼん系】【はさみ系】のように基本形があります。
それぞれもとになった結び方の名前がついていて、少し羽の枚数を多くしたり、長さを変えたりして、そのバリエーションが増えているんです。
「それでじゃあ私にはどんな帯結びが合うの?」というかたにおすすめの結び方をご紹介しますね。
お勧めの結び方
短めの帯でも結びやすアレンジは?
半幅帯の結び方のアレンジは無数にありますが、まず確認してほしいのは帯の長さ。
お母さんやおばあちゃんの帯だと350cmくらいの短い帯も多く、【リボン系】に代表される羽の多い結び方をするには長さが足りない場合があります。
体格にもよりますが360cm以下の帯の場合、比較的おすすめなのが【貝の口系】と【はさみ系】の結び方です。
どちらもイラストのように、キリ!っと粋なスタイルですがあまり長さが必要ないのでお勧めです。
もちろん一番よく結ばれる基本の【文庫結び】でもそこまで長さは必要ありません。
いずれの結び方も、ぽっちゃりさんにもお勧めです。
初心者にお勧めの結び方
半幅帯の結び方のバリエーションはたくさんありますが、慣れてないんです!という方には「文庫結び」。文庫結びより変わった結び方をしたいという方は「はさみ系」の結び方もおすすめです。
結び方の名前で動画検索してみよう
アレンジ結びも含めて、今はYoutubeなどの動画サイトでたくさんの結び方動画が出ています。
イラストでだいたいどんな結び方がいいかな…とあたりを付けたら
「半幅帯 /結び方/ 文庫 アレンジ」や「半幅帯/ 結び方/ 貝の口 /アレンジ」など、
結び方の名前に“アレンジや変わり結び”といったワードを追加して動画を検索してみてください!
ぜひ、新たな結び方にチャレンジしてみてください。
和つなぎラボのオンライン【コース⑨半幅帯の結び方】レッスンも受講お待ちしています!
和つなぎラボでは半幅帯の結び方レッスンを開催しています。
結び方は4種類から選んでいただけます。
基本の文庫結びや貝ノ口、割りつのだしや笹結びといった少しアレンジしたものもお伝えしています。
詳しいカリキュラムをぜひご覧ください。
和つなぎラボ
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