今回は、名古屋帯の結び方レッスンのことをご紹介します。
名古屋帯とは?
帯と一言で言ってもその種類はフォーマルなものからカジュアルなものまでたくさんあります。
名古屋帯はその中でも和のお稽古やちょっとしたお出かけなどのカジュアルシーンで、
ビギナーから愛好家まで広く結ぶことのできる帯です。
▼名古屋帯についても詳しく知りたいという方はこちらの記事もお読みくださいね。
【帯メーカーが徹底解説! 着物の帯の種類・名古屋帯編】
レッスンでお伝えする【名古屋帯の結び方】
和つなぎラボではこの名古屋帯のレッスン(一重太鼓)を開催するまでに、結び方を研究したうえで、どうすれば、「手を取ってお教えすることのないオンラインで」「帯の構造を理解してもらい」「無理なく帯を締めてもらえるか」を検証し、レッスンの初めに2つの方法のうちどちらかを参加者に選んでただくことにしています。
【前結び】と【後ろ結び】
名古屋帯の一重太鼓(いちじゅうだいこ)と呼ばれる結び方は最終的にほどけなければどれもOKなのですが、現在大きく分けてプロセスが2つ、「前結び」と「後ろ結び」があります。
名古屋帯レッスンを受講するいただく場合は前結びと後ろ結びの特徴を知って選んでいただきたいと思います。
初めての方や後ろ結びが難しいと感じている方には前結びがおすすめ
レッスンの初めに「前結びと後ろ結びどちらがいいですか?」と伺いますが、
初めての方、後ろ結びがうまくいかないという方には前結びをお勧めしています。
目で見て構造がわかる
前結びは自分の目の届くところで結ぶので「帯がどうやって結ばれたのか」を見て理解できるところに良さがあります。
後ろに手を回す回数が少ない
身体の後ろでお太鼓結びをするとき、多くの方が辛いのが「手が回らない」こと。
両手を後ろにしたままあげたり下ろしたりする動作は日常なかなかないので、後ろで帯を結ぶときに辛く感じる方も多いポイントです。
前結びは手を後ろに回す回数が少ないので、帯結びに慣れない方や手の上がらない方には特におすすめです。
手が離れる瞬間が多く、ゆっくり自分のペースで着られる
私たちのお伝えする前結びは、2本の仮紐(腰紐)を使用します。
仮紐を効果的に使うことで手が離れる瞬間をつくり、焦らず自分のペースで結ぶことができます。
後ろで結ぶことになれている人は後ろ結びをお勧めします
オンラインで前結びを推奨する理由を書いてきましたが、
他教室などで後ろで結ぶことを学んでいる方や、それが合っていると感じている方には後ろ結びでもお伝えしています。
既に後ろ結びで学んだことのある方は一から初めての前結びを覚える必要はないので、授業の初めにお伝えください。
帯結びが苦手という方にこそ受けてほしい
私たちはこれまで織物メーカーとして、「帯の結び方が難しい」というお声をたくさん頂戴してきました。
着物を毎日着ている時代とは異なり、着物を着ることが非日常の体験となった現在は、
いろんな商品に「説明書」がついているように、新たに着物を着てみたいという方にはきちんと帯の結び方をお伝えすることがメーカーとして大切だと考えています。
帯結びが不安。苦手。という方にこそぜひ受けていただければと思います。
7月コースに若干空きがあります
※2023年6月15日現在、まだ7月講座に若干の空きがあります。
ぜひこの機会にお申し込みください。
▼過去の他レッスンの紹介記事もご覧ください。
下着と長襦袢のレッスンの様子
半幅帯アレンジレッスンの様子
練習風景を動画などでご紹介
和つなぎラボ
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