長襦袢の衿がピシッとしていると、綺麗ですね。
時代をさかのぼり江戸時代の浮世絵などを見ると、長襦袢の衿はゆる~ふにゃ~と
しています。
ゆるっと着ていた着方から、だんだんともっと美しく着るには…と時代とともに
流行りも変わり、着方も変わってきたのですね。
そんな中で衿をピシっとさせるために生まれた衿芯、最近は長襦袢に半衿を付け
その裏側に差し込むタイプをお使いになる方が多いようです。
“三河衿芯(みかわえりしん)”と呼ばれる、長襦袢と半衿の間につける硬い木綿の衿芯もあります。
こちらは差し込まないで、縫い付けるタイプです。
「肩がこるから芯は使わないの」 という方もいらっしゃったりで
それぞれお好みがあり、衿芯ひとつとっても面白いのです(^^)
今回は、
『差し込みタイプの衿芯はどこにどんな風に入るの?どうやって入れるの?』
というご質問をいただいたので、動画でご紹介します。
動画の最初のほうでは、『衿芯はこの部分に入ります』というところを、
外から芯をあててお見せしています。
実際は、長襦袢につけた半衿の内側に差し込んで使います。
左右どちらからでも、差し込みやすい方から入れてくださいね。
衿芯も色々な種類、形がありますので、また次回ご紹介します!
和つなぎラボ
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