こんにちは 和つなぎラボの小林です。
お待たせしておりました着物の着方レッスンコース、スタートしております!
皆様どうぞご参加くださいませ、お待ちしております。
さて、今年の1月にオンラインレッスンに参加くださった方から、
『帯の部分の名前って?帯を体に巻くとき気を付ける上下の見分けは?輪(ワ)ってどれ?』
というご質問をいただきました。
今回はそのご説明をしてまいりたいと思います!
※和つなぎラボの着方レッスンでは、名古屋帯の結び方を練習しますが 「名古屋帯」について詳しくはこちらをご覧くださいませ。由来などもご紹介しています。
▼名古屋帯について
1.『帯の部分の名前って?』
名古屋帯でご説明します ↓
部位の名称は図に書いてあります名称となります。
手…最初に手に取り、体に巻き始める方
ハラ…着た時におなか側に出る部分
タイコ…着た時に背中に出る部分
たれ…着た時にタイコの下に出る部分
また、それぞれの先の部分は、たれの先は たれ先、手の先は 手先と呼んでいます。
たれ先側、手先側、という表現をされる場合もあります。
着た時にはここに見える部分となります。また、手先は太鼓の内側に入っているため、横からしか見えません。
2.『輪(ワ)はどっち?』
次に、体に巻く帯の上下の見分け方です。
名古屋仕立てという仕立て方で出来上がっている帯(写真の形状の帯)は、確かにぱっと見た時に縫われているほうが分かりにくい生地感のものはありますよね。
一般的に『輪』というのは生地を折って山になっているほうを指します。
環、輪の意味で、糸や織物で作られる折り返した折り山の部分を輪(輪奈)という。出典:「ファッションビジネス用語辞典 改訂版」文化出版局
ですので、仕立てあがっている名古屋帯でも生地の両端をかがっているほうが頭側(上)、
輪になっているほうが足側(下)になるように巻きます。
半分に折って縫われている手先の部分をじっと見てみてください(笑)
縫い目のないほうが輪で下、あるほうが上になるように巻きます。
袋帯などは体に巻く部分を半分に折りますが、その時も輪が下になるように巻いていきます。
カンタンなご説明ではありますが、「あ、こっちか~」とお分かりいただけたでしょうか。
また、名古屋帯といわれる帯でもこれ以外の仕立て方…縫い留めていない仕立て方のものもあります。
どの場合でも、体に巻く部分の帯は輪を下にする、と覚えていただければOKです!
またレッスン内では「見て!」とお申し付けいただければ拝見して一緒に確認しますので、ご安心ください(笑)
色々なご質問などどうぞお気軽にお聞かせください。
こちらで少しづつですが書いていきたいと思っています。
和つなぎラボのオンライン着方練習、今シーズンは好きなコースにご参加いただけるよう
単発でも開催しています。
着物はまだハードル高そうだなあとお思いの方には、まず浴衣から練習いただくのも全体の構造が分かって良いと思います。
ぜひお気軽にご参加くださいませ。
お待ちしております。
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小林
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